私、貴女に何処まで晒したら良いの?
2002年3月4日「無理してるように見えるんだけど」
今日、言われた。
私が生きている上での最優先事項は、どれだけ他人の役に立てるかと言う事。
『貴女の為になれるんだったら死んでも構わない』って、以前私はそう言った。
勿論今だってそう思っている。
私の中にいる沢山の『大切な人』『大好きな人』、その中でも類を見ないほどの『愛しさ』の先にいる貴女。
そんな貴女の為になら私は喜んでこの生命を捨てられる、と。
心からそう思っているのに。
どうしてかな、つらいとか思っちゃうんだ。
他の誰でもなく、今此処にいる私を見て欲しい。
愛して欲しいよ。
でも、そういうのは『なんでもしてあげたい』って思ってる人に対して、邪魔になるだけの感情だから。
捨てなきゃいけない、って思う。
自分を殺さなければ、人の為になんか生きられないって。
なのに、無理なの。
溜息は無意識のうちに零れているし、気を緩めると涙が滲むの。
私の前で知らない女の話なんてしないで。
「アイツは本当に良い奴だから、いつかお前とも会わせたいなぁ」
なんて、楽しそうに言わないで。
私だけを見てよ。
誰よりも私を愛して。
バレてるんだね。
私が無理してるって事。
でもね。
これだけが私の存在理由にして、存在価値なんだもん。
無理だなんて、思ってたって仕様が無いじゃない。
そんな心配そうな顔をしないで?
私は貴女が笑ってくれさえすればそれで良いの。
その為だけに死ねるの。
だから。
心配なんて、要らないのよ。
至極当然の「無理」がバレてるなんて、私も駄目ね。
言える訳が無い。
「愛して欲しい」だなんて、私如きに。
他人に何かを望めるほど、出来た人間じゃないし。
「自分の中の大好きな他人の為に」が信条の私が、その「大好きな人」からの愛を望むのなんて、御門違いも良い所でしょ?
間違ってるのよ。私自身が。
一方的に愛させて。
貴女はそれも許さないと言うのなら、殺して。
こんな私を…… お願い、殺して。
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