ぬくもり
2002年3月13日『 孤独を望んだフリをしていた
手の温もりはちゃんと知っていた
その手に触れていつか離れる時が来るのが恐かった 』
かかって来た電話、仕事中だったからつい切っちゃって…
すぐに時間作ってかけ直したのに、貴女は出てくれなくて。
どうしようもなく不安になって来て、
どうして電話に出てくれないんだろうってソワソワして。
仕事に戻って、暫くしてからかかって来た電話。
今度は周りの人の目も構わずに出た。
「はい、もしもし…」
「哉也!?」
間髪入れずに、私の名を呼ぶあゆんの声。
――― あぁ、良かったって。
どういうワケか、咄嗟にそう思った。
それは最終的に何ていう事はない、今日会いに行くよっていうだけの電話。
でも、今日会いに行くよっていう大事な電話。
顔を合わせた瞬間の、貴女の柔らかい笑顔が忘れられない。
きゅって優しすぎるほど抱き締めてくれて。
体を伝う温もりが、心まで包み込んでくれているようで。
やっぱり私は貴女の腕の中が一番心地良いんだなって、そう思ったのよ。
今日、貴女はよく笑ったね。
詞 ―― BUMP OF CHICKEN「title of main」より
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