星の見えるベランダで
2002年4月4日暖かくなって来たって言っても。
流石に、夜はそれなりに冷え込む訳で。
電話が来た。相手は、あゆん。
『声、聞きたかったんだ』
はにかんだような声。
自室と隣り合わせになってる姉の部屋からは、夜だと言うのに大音量の音楽。
ゆっくり話がしたくて、ジャージを着込んでベランダに出た。
他愛の無い会話。
自然に綻ぶ唇。
溢れる気持ち。
温かな想い。
心に満ちる、愛しさ。
その全てが愛しかった。
『貴女の事、愛してる』
だからかな。
自分でも驚くくらい、自然に言えた。
そしたら、受話器越しであゆんが息を呑んだのが解って。
『その言葉… 御前、初めてちゃんと言ってくれたな』
って嬉しそうに言ってくれて。
言葉が、私の中に魔法みたいに溶けてって。
『私も。 哉也の事、誰よりも愛してるよ』
その言葉はきっと魔法。
私のことを甘く惑わす魔法の言葉。
私ね、今なら偽る事無く確りと言えるのよ。
私…… 貴女の事を愛しているわ。
流石に、夜はそれなりに冷え込む訳で。
電話が来た。相手は、あゆん。
『声、聞きたかったんだ』
はにかんだような声。
自室と隣り合わせになってる姉の部屋からは、夜だと言うのに大音量の音楽。
ゆっくり話がしたくて、ジャージを着込んでベランダに出た。
他愛の無い会話。
自然に綻ぶ唇。
溢れる気持ち。
温かな想い。
心に満ちる、愛しさ。
その全てが愛しかった。
『貴女の事、愛してる』
だからかな。
自分でも驚くくらい、自然に言えた。
そしたら、受話器越しであゆんが息を呑んだのが解って。
『その言葉… 御前、初めてちゃんと言ってくれたな』
って嬉しそうに言ってくれて。
言葉が、私の中に魔法みたいに溶けてって。
『私も。 哉也の事、誰よりも愛してるよ』
その言葉はきっと魔法。
私のことを甘く惑わす魔法の言葉。
私ね、今なら偽る事無く確りと言えるのよ。
私…… 貴女の事を愛しているわ。
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