仲違い。
2003年2月18日私には憧れている人がいます。
御存知の方も居られるでしょうか…俳優の方なのですが。
大まかに特徴を羅列すると、
哉也の通称:酒井(ってか名前…w)
性別:男性
身長:185cm
年齢:哉也の10個上
こんなひと。
まぁ検索すればオフィだって見つかるような人なのですが。
ある分野では、ちゃんと有名な人です。
ちゃんねるって、あるでないスか。
酒井は其処を『半公式』って呼んだんですよ。
以前あるアーティストが急逝された時、追悼ページにこのちゃんねるから例によって例の如く「荒し」さん方がいらっしゃいました。
告別式にも行けない、お葬式に参列する事なんて許されない、涙しか流せぬ人達が沢山居ました。
私もその一人です。荒しさん方は、掲示板に信憑性の欠片も無い事を書き連ねました。それは若しかすると私が知らない事実だったのかも知れません。ですが、それらの行動は酷過ぎるものでした。
みんなに惜しまれて逝ってしまった彼。そんな彼を侮辱し、貶し、冒涜していました。
…まぁそんな訳で、嫌いで怖くて気持ち悪くて吐き気がして、其処は進行形で大ッ嫌いなのですが。
覗いてみたんです。生まれて初めて。
案の定、目眩がしました。
此処に居るのは果たして私と同じ人間だろうか、と疑いもしました。
そのくらい異世界めいてたんです。悪い意味で。
その時、覗く傍らで洋介とチャットで話してました。
「 鬱ってた…;; 」
多分、この言葉さえ発さなければ良かったんだと思う。
夜も遅くて、洋介はもう眠かったみたいなのに、心配させる言葉を吐き出して。どうして此処の人達ってこうなんだろう…って、文句言った。
「 無視すりゃいいだろ 」
洋介はそう言ってくれた。
でも私は、それを理解していながらもやっぱり不満の言葉を連ねた。
「 大ッ嫌いな2ちゃんを頑張ってみるほど、酒井って人が知りたいの? 」
その問いに対して、「…うん」って答えた。
そしたら。
「 そうか なら好きにするといい 」
「 俺は、寝る 」
此処に至るまでだって、充分に怒った口調だった。
それが解ってるのに、鬱で後ろ向きな私には対処出来なくて。
説明も弁解も受けない。
そんな強い言葉で、洋介が言った。
私はといえば。
「 …おやすみなさい。。 」
これを打ち込むのだけで精一杯で。
洋介の環境がオフラインになった途端、身体からサッと血の気が引くのが解った。
どうしよう。
…どうしたらいい?
そんな問いがぐるぐる回ってた。
酒井を知りたい。
そう言ったのは、私が酒井に憧れてるから。
あの人の周りにはいつも色んな人がいて、沢山の人が力になってる。
人の縁に恵まれてて、彼自身にもそれを伸ばす能力があるからだろうなって思う。お金は無いみたいだけど。
…そんな知った風な口聞いてみた所で、私なんかが知ってるのは酒井がメディアで露見させてるごく一部かも知れない。
若しかすると逆にもう殆ど知り尽くしてるのかも知れない。
そんなの解んない。
でも私は、酒井のほんの一部かも知れない部分を見て、憧れを覚えた。
どんな言葉が一番合うのかって言ったら、憧れしかないと思う。
理想も、近い言葉に含まれるだろうけど。
酒井みたくなりたい。
沢山の仲間に囲まれて、応援されて、大切に想われる中で目一杯馬鹿な事やって楽しんでる酒井みたいに。
柵だらけでガンジガラメの世界で、私もそうやって生きたい。
そう強く思ってる。
なのに。
洋介にはそれが伝わってなかった。
ちゃんと説明してないんだから、当たり前なんだけど…
もう、説明なんて聞いてくれないかも知れない。
左手首に巻いたお揃いのリストバンド。外さなきゃいけないのかなって。
PCの前に居られなくて、自室に引き篭もった。
涙が止まらなくて、どうしよう…って、それしか言葉が出て来なくて。
明日、学校に行ったら洋介が居る。
合わす顔なんて見つからない。
…改札出ないで、奥多摩辺りまで行って来ようかな…
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